技術書典15にサークルで申し込みをします
見出しの通りです。「マジックタンノリターンズ~タンノはもはやユビキタス~」というサークル名で 技術書典15に申し込みます。以下がサークルの公式Twitterアカウントです。
Tweets by magic_tanno_rtn twitter.com
メンバー
ハンドルネーム (Twitterアカウント)
Yoka (Yoka (@Kalmia24879903) / X)
人参食べたい (人参食べたい (@A_kyoutoyenamta) / X)
初学者リョウ (最強つちだズ (@syogakusyaryou) / X)
ゆざきりつ (今回は不参加)
技術書典とは
技術書典とは、自分で書いた技術書を頒布・販売するイベントです。言うなれば、技術書版コミケです。オンラインとオフラインの両方の形式で開催され、オフライン会場であれば今年は2023/11/12 (日) に池袋サンシャインシティ 展示ホールD(文化会館ビル2F)で開催されます。楽しそうですね。オンラインの場合は、2023/11/11 (土) 〜2023/11/25(日)の期間内であればいつでもやっており、技術書典 :技術書のオンラインマーケット開催中から電子書籍の形式でいつでも購入できます。
頒布予定の技術書の内容
タンノ電子計算vol.2~手持ちの測定器で電波天文~ (人参食べたい)
こちらは電子工作関連の書籍です。著者本人が書いた説明文は以下
小惑星、地球外生命体や地球類似惑星の探査、あるいは宇宙の成り立ちや構成元素、銀河など宇宙についての研究対象は多岐にわたる。電波天文はこうした研究対象に対する手段として存在する。
本書では簡単な電波天文の概要を述べたあと、歴史から現代の技術までをざっくりさらう。その後、天文学に対する基礎知識として距離の単位や等級、赤方偏移などの説明をする。次に電波天文のキモと言える受信機について、量子数、バンド理論を通して素子の性質から定性的に説明している。その後、距離の計測方法から一般的な観測機の仕組み、フーリエ解析などを説明し、手持ちの道具で太陽電波の観測を試みる。とても真面目な一冊である。
全体的に専門的な知識は要らないように構成されているが、簡単な三角関数についての知識があるとフーリエ解析の部分などは読みやすいだろう。また、専門家にとってはバンド理論の説明などの量子力学的な部分については物足りないかもしれない。
また、最終章は筆者の趣味であるトランシーバ製作のために前回技術書の売上で購入したスペクトラムアナライザを利用している。測定機やアンテナは有り合わせのものであり、そこまで精度良く観測出来ておらず定量的な考察はできていない。GHzレベルの観測ができればもっと精度良く出来うるので機器が揃えば追記するが現状はおまけ程度に考えていただいても構わない。
本書では電子工学専攻のアマチュア無線家がそういった観点から電波天文を語っているので最新技術や歴史については他書にゆずるとする。
初学者がC#でマンデルブロ集合を描画するまで (初学者リョウ)
次はCG系の書籍です。技術書典14で頒布予定だったのですが、間に合わなっかったので今回の技術書典で頒布します。
マンデルブロ集合とはフラクタル図形の一種です。フラクタル図形の厳密な定義は難しいですが、ざっくりと説明すると、ある描画ルールを再帰的に適用してできる図形の総称です。植物などを見ていると、まずは枝が2つに分かれて、さらにその2つの枝が2つに分かれて・・・ という再帰的な構造を有していることに気づきます。あれらも一種のフラクタル図形です。マンデルブロ集合の詳しい説明は、本人の書籍に譲りますが(自分もよく分からないので)、とても面白い見た目の図形ですのでネットで画像検索してみてはいかがでしょう。ちなみにYokaのツイッターのプロ画もフラクタル図形です(隙自語)。
当選しますように
以上、サークルが頒布予定の書籍の概要です。頒布予定の書籍の一覧から分かる通り、メンバーそれぞれが興味を持ったことを書籍にしているので、分野は多岐にわたります。
メンバーの平均年齢は低く、怖い人もいないので、興味があれば気軽に話しかけてみてください(オフライン会場に当選した場合)。当選しますように・・・